「物語に引き込まれ、どんどん先が気になっていく。」
「物語はどんどん確信に触れていき、クライマックスを迎えていく。」
まぁ、物語での何でも、終わりが来るのは当たり前の話なんですが~・・・
俺妹が次回で終わっちゃうよぉ~~!!!
どうすればいいんだ!!
今からどうしてやろうか!!
いや、どうもしないけど・・・
アニメを好きになって唯一、買い集めていた長編ライトノベル。
俺妹以外だと「あの花」のライトノベルしか持っていない私にとって、俺妹は最近では唯一といっていい活字の読み物でした。
お話が面白いのはもちろんの事ですが、なんといっても伏見つかさ先生のお話の進め方といいますか、文法といいましょうか、お話の作り方がとても上手いんだと思います。
とにかく、とっても先が気になる書き方をされるというか、まぁ書き手の方なら誰でもそうして書くんでしょうけど、読んでる上でとても大事な事
・読みやすい
・判りやすい
・難しい単語がない
・読者が置いていかれない
これってとっても大事だと思うのです。特に俺妹は本当に読みやすいんです。お話自体が回想のような流れといいますか、常に誰かのココロ目線。例えが難しいのですが、ナレーションの部分が説明と感情を担っているので、お話自体がわかりやすいんです。
あと、フラグや伏線の入り方がはんぱないんです。何気ない流れで書いてあるような登場人物のコメントが、2~3巻先のお話の流れで「コメントにたどり着いた意味」などを本当にちょろっとだけ登場したりするんです。
ちゃんと読んでおかないと判らないぞ!!ってくらいの話の流れなんですが「あぁ~。あれってこういうことなんだぁ~」と普通のお話以外の楽しみが満載です。
そして読者が「この先こうなるんだろなぁ」って思いを単純にそのまま辿り尽かさない、ちょっと回りくどいくらいの方法でお話が進んでいくので「あれ?ちがうの?」って思ってたら、「そこでこうなるんかい!!」みたいな。
意外性がない分、意外というか。きっちり進んでるのにまどろっこしいというか。本当に物語の通りの進み方をしています。そういった意味でも作品自体の作り方がとても上手いと感心、いや感嘆してしまう作品です。
私の拙い言葉ではぜんぜん俺妹の良さをお伝えできませんが、アニメを見たことをある方なら、作品の流れは大体わかるとは思いますが、これだけは言える。
原作の方が、より話しの流れ・キャラクター達の考えがわかります。
というか原作じゃないと各登場人物の良さとか判らないですよ。アニメを見返したら、「あれ~?」って思っちゃいましたもの。それだけ原作の完成度が高く、アニメでは表現しきれない感情の部分があるというか。
とにもかくにも次回で最終巻。寂しいったらありゃしない。
最近とっても好きになって、原作買おうか悩んでいる「ココロコネクト」も調べてみると次が最終巻らしく、一気に買う気が失せてしまいましたw
まぁライトノベルって10巻前後が丁度良いのだろうねぇ。
無駄にお話しが長いのもきっと良くないのでしょう。ファンとしてはいつまでも長く続くのが一番嬉しいのですが。そういうわけにも行かないのですね。
はぁ~。最終巻が待ち遠しいけど、来てほしくないそんな複雑な気持ちです。
良かったら皆さんも呼んでみてください。本当に読みやすく引き込まれる作品ですよ。
[2回]