今回、紹介するゲームは自由度の高さが売りの侍アクション「侍道4」です。
パッケージ通りのチャッキチャキの時代劇的な侍アクションです(`д´)ノ天誅~!!(テンション間違ってます)
ナンバリングタイトルとしては4作目ですが、PS2時代に「侍ウエスタン」という西部劇風の作品も発売されていますので、実質的には5作目。PS3では「侍道3」に続く2作目となります。
さて、この侍道シリーズですが、先にもお伝えしましたとおり、「自由度の高さ」が売りの1作であります。
前作もそうでしたが、スタートの時点でNPCキャラと多少のやり取りがあり、そこからゲームがスタートします。
侍道シリーズは、概ね三勢力の三すくみの争いがシナリオの大筋となりまして、どの勢力につくかによってストーリーが変わってくるわけです。(もちろんどの勢力につかないという選択肢もありますし、そのほかにも道筋はあります)
そんな今作は幕末が舞台。初回購入特典として坂本竜馬のコスチュームがDLできるシリアルがついてくることからも幕末を意識した作品なのはお分かりいただけると思います。
勢力図は「幕府」・「外国」・「攘夷」の三勢力。
まず、私は今作が幕末テイストということもあり、「外国」勢力についてプレイを開始しました。ストーリーを追っていく事に、物語のクライマックスに近づくわけですが、実は佳境に入ったところで、主要キャラを守りきれずに(守らないといけないということをわかっていなかった)「外国」勢力のエンディングを見ることができませんでした。
大体、一勢力のプレイで3時間位なので、意外とさくさく遊べます。こちらはマルチエンディングのため、何度もプレイすることで、話の全容がわかってきます。
ストーリーにつきましてはこれくらいで。
侍道シリーズにはそのほかにもたくさんの楽しみ方がありまして、その1つが刀集めです。
主要キャラがそれぞれオリジナルの武器を所持しているため、そういった武器のコレクションも1つの楽しみです。また武器を作成したり、鍛えたりもできるため自分好みの武器が作れるのも楽しいものです。
ただ、1度ですべての武器を集めれるわけではないだけに、コンプリートを目指すとなると、何度もプレイする必要があります。
その他にも今作から追加されたシステムの中に「道場」や「夜這い」があります。
「道場」・・・町にある道場を継ぎ、門下生を増やしていく。自分だけの流派も作れたりします。
「夜這い」・・・読んで字のごとく。口説いたりして夜の寝込みを襲います。(夜這いを成功するとミニゲームがあります)
と新しいシステムも導入されています。そのほかにもカジノや賭博場があり、花札やトランプゲームなども興じれます。
と、ここまでお話しますとかなりのボリュームで期待感満点なのですが、意外と欠点も。
欠点
グラフィック・・・3の方がきれいでした。若干ぼやけた感じがあり、また少々荒いです。
フリーズする・・・私は1回だけでしたが、ローディング中などにフリーズします。
重い・・・複数人との対戦が醍醐味の1つなのですが、相手が複数人の時に、重くなり、動きがスローになる場合があります。
無駄な拷問システム・・・今作は侍道シリーズの売りの1つである「辻斬り」等ができません。それだけでも自由度が奪われているのですが、さらに町の中で悪事を働くと、同心たちに捕まり、「拷問3姉妹」によって拷問されてしまいます。
ちなみにこの拷問、失敗すると即ゲームオーバーです。また拷問を耐え切っても、ストーリー自体が進んでしまっているため、達成しなくてはいけないイベントがすでに過ぎており、未達成ということも。
強いて言いますと、この拷問を何度か受けて、耐えていると3姉妹からお声がかかります。
この3姉妹は「夜這い」が可能ですので、「夜這い」を楽しみたい方やトロフィーコレクションを埋めたい人以外は特に必要としないシステムです。
また同心の取り押さえも非常に理不尽で、道端に落ちていたビンを割っただけで捕まったりと、結構バランスも無茶苦茶です・・・
勢力状況が反映されない・・・今までの侍道シリーズは敵対勢力のイベントに関与できなかったのですが、今作はタイミングさえ合えば、一部敵対勢力のイベントにも参加できるため、途中でのルート変更も可能なのかもしれません。ただ、失敗すると無勢力のイベントへとなりかねません。
など、マイナス部分もあり、作品としては非常に残念でなりません。ただ、楽しめない作品ではないだけに、シリーズファンでなくても十分に楽しめると思います。
どうもグラニフです。
今回の私なりの得点はこんな感じ。
侍道4(さむらいどう4)
ストーリー ☆☆☆☆★ 4
キャラクター ☆☆☆☆★ 4
ゲーム性 ☆☆☆★★ 3
オリジナリティ ☆☆☆☆★ 4
賭博場に夢中度 ☆☆☆☆☆ 5
満足度 ☆☆☆★★ 3
合計 23/30 評価 B
今回から、評価をつけてみました。まぁあくまでも参考です。ちなみにキャサリンはAです。Sでもかまわない位ですが、Sは28点以上にしておきます。
シリーズの最新作として、期待が高すぎたこと。また前作が非常によかった事からすれば残念でなりません。前作のようなグラフィックと自由度・勢力関係のフラグがちゃんとしていれば、今作はもっとバケたと、個人的には思いました。
ただ、まったく遊べないといわけではなく、ストーリーの道筋自体はしっかりとありますので十分に楽しめます。また1ストーリーが短いため、手軽に遊べるのも売りではないでしょうか。
[2回]
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