いつものように、帰りにコンビニによって雑誌コーナーをうろうろ。1つの本に目が止まりました。
それはですね。横山光輝作「殷周伝説」という本なんです。
「殷周伝説」ってなに?
三国志の時代よりもはるか昔、紀元前1600年頃から紀元前1046年位まで栄えた「
殷」という考古学上、実在が確認されている最古の王朝で、最後の皇帝である
帝辛(以後紂王)の時代のお話です。
『史記』などにも載っていると思うのですが、史記を読んだことがないので、まぁ載っているでしょう・・・
とは言っても最後の皇帝のお話だけでは、特におもしろいわけがありませんよね。
全部話すととても長いので、簡単にすっ飛ばしてお話しますと
この紂王はとてもまじめな仁君だったのですが、
妲己(だっき)という妃を宮中に迎えてからというもの、妲己に操られ、暴政を繰り返していくというお話なのですが、『封神演義』という中国で昔から伝わる本がありまして、日本で言うところの「おとぎ話集」のようなものなのですが(本当はもっと意味のある本です。道教の事とかいろいろ学べますが、きにしなければおとぎ話です)、この本の中にも殷のお話があり、その中で妲己には
千年狐狸精(せんねんこりせい)という妖怪がとりついており、紂王を操る悪女として登場しております。
さらにお話をすっ飛ばしてしまいますが、この紂王の暴政によって人間界は混乱していくのですが、ここで皆さんも一度は聞いたことがあるかもしれません「太公望」というお人が登場します。
この「太公望」は、仙人の世界と人間界を整理(話を簡潔に伝えるため、お話を知っている方には良い表現ではありませんが、これで許して)し、両界の間に「神界」をつくるために、
崑崙山(こんろんさん)という仙人さんたちが住む処から派遣されたお方なのですが、この人間界と仙人の世界を含めた戦乱で大活躍されるわけです。
簡単にお話しておりますが、「封神演義」ではもっとまどろっこしいお話なので、説明しにくいですね。
この「殷周伝説」はその殷の世界のお話と「封神演義」の世界をうまくまとめて、わかりやすくしたお話なわけです。ベースは「封神演義」なので、物語としては面白いですし、読み応えもあります。
なんか説明がうまく出来てませんが、わかっていただけたでしょうか・・・(:^∀^)
この「殷周伝説」は既に2巻まで出ていますが、単行本では既に簡潔済みですよ。さっさと読みたい方は古本屋さんへレッツゴー!!
コンビニでは毎月25日新しい巻が発売され、現在2巻まで発売されております。
なので毎月25日が待ち遠しいのです(゚∀゚)
どうもグラニフです。
歴史の大好きな私にとって、とても古くから歴史が存在している中国のすごさには驚きです。昔からこうやって「この時代のことを記そう」と思った人たちがいるって事だけでもすごいですよね~。
とは言いましても「史記」自体は紀元前91年の頃の書物なので、この空白の1500年はどうやって語り継がれてきたのかが気になるところです。
不思議ですよね~本当に(゚∀゚)
他の中国の歴史のお話でしたら、項羽と劉邦で有名な
楚漢戦争のお話などもあり、これが三国志につながっているわけですから、やっぱり気になりますよね~。
そのほか、実話ではないらしいですが、水滸伝なども面白いですよね~。
あぁ~読みまくりたい・・・(*´3`)
みなさんも気になったらコンビニか古本屋さんへレッツゴーですよ♪
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